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◎金沢 正剛(2005)『キリスト教音楽の歴史—初代教会からJ.S.バッハまで』日本キリスト教団出版局


※元々CD50枚などとのセットの一部だった解説書が独立したもの。旧約時代の音楽にも触れられており,バッハまでの教会音楽史を詳しく見るには欠かせな い1冊。そのために,中世の世俗音楽(トルバドゥール,トルヴェール,ミンネジンガー,カルミナ・ブラーナ,トレチェントなど)の音楽についてはごくわず かしか触れていないが,これは無いものねだりと言えるでしょう。また,音楽理論についての図版がほとんどないので,詳しく知りたい方は同著者の『中世音楽 の精神史』が良いが,残念ながら絶版のようです。

◎今谷 和徳(2006)『新版 中世・ルネサンスの社会と音楽』音楽之友社

※ルネサンス音楽の専門家今谷さんが以前出されて絶版になっていたものの改訂新版。音楽だけでなく社会的な動きも記されていて,音楽がそうしたものと不可分であることをつくづく感じます。

◎A.スィー (著), 村井 範子, 藤江 効子(訳(1972)『中世社会の音楽』 (プレンティスホール音楽史シリーズ〈1〉) 東海大学出版会

※かなり古いが,中世音楽に特化した本で,個人的には高校時代に購入してわからないままつまみ読みしていました。

◎ドナルド・ジェイ グラウト,クロード・V. パリスカ (著), 戸口 幸策,寺西 基之,津上 英輔 (訳)(1998)『グラウト/パリスカ 新 西洋音楽史〈上〉』音楽之友社

※訳にはちょっとクセがあり,思わぬ項目が抜けていることもありますが,世俗音楽も含めて概観するには不可欠。

■金沢 正剛『中世音楽の精神史—グレゴリオ聖歌からルネサンス音楽へ』 (講談社選書メチエ)

※ノートルダム楽派のリズム・モードの解読や,アルス・ノヴァやトレチェントの記譜法の詳細を知るために日本語で読める数少ない1冊。ただし残念なことに絶版のようです。

■金澤 正剛(2007)『キリスト教と音楽 ヨーロッパ音楽の源流をたずねて』音楽之友社

◎ジェームズ マッキノン (編),上尾信也(監訳)(1998)『西洋音楽の曙』 (西洋の音楽と社会1:古代・中世) 音楽之友社
◎イアン フェンロン (編), 今谷 和徳 (監訳) (1997)『花開く宮廷音楽』 (西洋の音楽と社会2:ルネサンス) 音楽之友社

※2冊とも論文集ですが,この時代の音楽については日本語の文献が少ないので,こうした論考は貴重。
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